トップページ > ドライアイス洗浄とは > 剥離の原理
②付着物の隙間にドライアイスが入り込み、約750倍の体積膨張が発生する。
ドライアイスは気体へと昇華し、剥離後の 付着物のみが残る。
ドライアイスは不燃性であり、その温度は-79℃個体から気体へと昇華しやすく、昇華ガス量が0℃の時に元の体積の約750倍になり、この性質を利用することで次の剥離の効果が得られます。(母材の温度が高い金型洗浄には非常に効果がある。)
洗浄開始後1秒目から、ドライアイスが直接当たっている部分だけでなく、当たっていない周りの部分も剥離しています。当たっていない部分が剥がれるのは、ドライアイスが当たった時の熱収縮(サーマルショック)によってシールが割れて、母材から浮き上がるためです。
剥離の原理によって、接着剤のような硬いものでも下にある母材を傷つけずに洗浄することが出来ます。
母材を傷つけずに洗浄できるため、ドライアイス洗浄は金型の洗浄に最も多く使用されています。また、ドライアイスは昇華してなくなるため、回収する必要がありません。そのため、金型を成型機につけたまま洗浄することが出来ます。また、昇温したままの金型で洗浄出来ます。